
2022年6月17日
読了目安4分
2022年、間違いなく盛り上がるWeb3の中でも、私が専門としているNFTと、ゲーム×NFTであるGameFi(Game×DeFi)について話したいと思います。
私、山田耕三は、テレビ東京で15年間音楽やバラエティ番組のプロデューサーをしていましたが、2018年8月にDigital Entertainment Asset Pte.Ltd.(以下、DEA)という会社を創業、Co-CEO(共同 最高責任者)をしています。

DEAはGameFi領域で世界をリードするNFTゲームプラットフォームである「PlayMining」 を2020年4月にサービス開始し、GameFi NFTゲーム「JobTribes(ジョブトライブス)」などを運営しています。
そこで使っているのは、DEAPcoin(ディープコイン、以下DEP)という日本国内で流通する唯一のPlay-to-Earnトークン。これを我々が持っており、世界で初めてPlay-to-Earnトークン経済圏を実現しました。
Play-to-Earn(P2E)とは、「遊んで稼ぐ」という概念で、ブロックチェーン上で展開されるNFTゲームをプレイして暗号資産を稼ぐことを言います。これまでの、ゲーム内でコインやポイントを貯めていくことと何が違うのか?
それは、実世界で使える通貨に換金できるという点です。実際にゲームで稼いでいる人が世界に出てきています。

Play-to-Earnトークン経済圏をつくるには、運営主体独自トークンが発行されており、それが世界の主要取引所で流通されている必要があります。ここが非常にハードルが高い。
DEAは独自でDEPという暗号資産を発行しており、2022年1月にBITPOINTに上場し、日本国内で流通する初めてのPlay-to-Earnトークンとなりました。
どういうことか詳しく説明します。DEAが提供する主なNFTゲームである「JobTribes」はカードバトルゲームで、バトルに勝つことでDEPがもらえます。
そのDEPは上場している暗号資産ですので、そのときどきのレートにより価値づけされていて、実際に実世界で使える日本円に換金できるわけです。
ここがミソで、実は暗号資産を上場しただけではPlay-to-Earnとは言えません。
上場した当初は、暗号通貨の出し入れ(入出金)ができませんでした。なぜなら、取引所にとって暗号通貨は「買った後に売るもの」という常識だったので、「出し入れできる」機能は不要と考えられていたのです。
私たちにとっては、「稼げる」Play-to-Earnであるために、入金して日本円に換えられることが大事でしたので、入出金機能の実現を推し進めました。
そしてついに22年6月8日、BITPOINTでDEPが日本円に換金できるようになり、名実ともにPlay-to-Earnが実現しました。

数年前から知られているNFTゲームである「マイクリプトヒーローズ」とは何が違うのか。
こちらは、ゲームの中のキャラクター(ヒーロー)やアイテム、領地などのゲームアセットを売り買いできる二次売買マーケットを持っており、あくまで“うまく売る”ことが、稼ぐために必要になります。
それに比べると、DEAの「JobTribes」は、遊ぶことで既に上場しているトークンで価値付けされているDEPをもらえるため、考え方は根本的に異なります。
Sky Mavisの「Axie Infinity」と構造が同じです。Axieの独自上場トークン「SLP」がゲームを通じて配布されるようになったのは2020年7月から。PlayMiningが同年4月スタートでしたので、リリースが早かったPlayMiningは「世界初」と銘打っています。
ゲームで稼げるなんて本当なの? と思われるかもしれません。どのくらい稼げるのか、JobTribesを例にあげて少し説明しましょう。

JobTribesにおいては、カードの希少性を表す4つのレアリティがあり、1枚は単価DEP計算で3000DEPから買えます。一番安価なレアリティである「Common」なら、6枚買うと1.8万DEP。現在1DEPが2.3円というレートですので、日本円に換算すると約4.1万円。これが参加するために必要な最低金額です。(※2022年6月16日現在)
今のシーズン5の報酬体系では、1日に獲得可能な報酬額がそれぞれ決まっていて、Commonは400DEP。1シーズンが28日間なので、全部合計すると最大で1万1200DEP(日本円で2.8万円)稼げる計算です。
もちろんゲームなので、すべての対戦で勝つことは難しく、平均的に半分程度勝てると仮定すると、4.5万円支払って、1.4万を1シーズンに稼げるといった計算になります。すると3.2シーズンで元本回収できます。
そのうえ、手元にゲームアセットの価値が残っているので、うまく売ればさらに利益を出すことができます。実際、現状ではほとんどの方が儲かっています。
なぜほとんどの人が儲かることがありうるかというと、ゲーム内で使うトークンの価値そのものが上昇しているからです。
また、第3話で詳しく話しますが、元手0円で始める手段もあります。スカラーシップ制度といい、自分がスカラーとなり、上記のようにカードをすでに保持しているオーナーからカードを借りてプレイすることができます。
では誰がプレイヤーなのかというと、実は日本人が主ではありません。ベトナム、インドネシアなどの東南アジアですごい勢いで広まっています。日本ではまだまだユーザーが少ないのが現状です。

第2話ではPlay-to-Earnによって実現したかった創業時からの思いや狙い、そしてPlay-to-Earn実現に向けて立ちはだかった2つの壁について話します。